建築写真のあるべき姿
建築写真とは、その建築の魅力をより多くの人たちに伝えることができる写真であるべきだと考えます。
形状や大きさ等の正確性は大前提として、その建築物が持つ魅力を最大限表現し、写真を見た人が実物を見に行きたい、ずっと忘れない、また見たいと思える写真、それが建築写真です。
最高の瞬間を切り取る撮影
動くことのない建築物の撮影では常に動いている太陽光をはじめとする天候が写真の魅力に最も影響を与えます。
どの時間帯のどんな光が最も建築物を美しく見せるのかを考え尽くし朝景、昼景、夕景、夜景撮影等の時間帯別撮影を行います。
正確性の高い写真
建築写真としての基礎中の基礎。
三脚を使用した撮影はもちろん、年間数百件の撮影をこなすことで修得したスピードと正確性を兼ね備えた手持ちでも水平垂直を常に取ることのできる職人技でスムーズな撮影を行います。真の美しさには基礎が最重要。
圧倒的な機材知識
ニコンプロサービスセンター従業員時代に習得した豊富な機材知識と技術により、機材の特性を最大限活かした撮影を行います。
依頼者様に寄り添った撮影
建築士、設計士、施工業者、施主さん、不動産屋、インテリアコーディネーター、等依頼者様の意思と求める写真を汲み取り、それを反映した写真を撮影をします。
究極の建築写真論
まず私が思う最高の建築写真をうみだすことのできるカメラマンの定義とは、”設計者や依頼主の分身”であると同時に”第三者”であり、”写真の専門家”であることだと思っています。
私はその建築物を設計したご本人が最もその建築物の良さを知っていると考えています。
そのご本人が撮影することが一番いい建築写真になるのではないか。
だからこそカメラマンは設計者のことを良く知り、その人になったつもりで撮影すべきだと考えます。
それならカメラマンはそもそも必要ないのでは?と思うところですがそうではありません。
カメラマンができる最大の強みは第三者視点を持っていること。それと同時に写真のプロとしての知識と技術を持ち合わせています。
結果的に設計者ご本人でも見えてこないその建築物のさらなる魅力を引き出す写真を撮ることができます。
どれだけ学んでも知識や経験を本人のように知ることはできません。しかしその人の想い、マインドを深く知ることは十分に可能であると私は考えています。
ぜひあなたの建築にかける熱意、考えを私に聞かせてください。
そこからうみだされる建築写真こそ究極の建築写真だと私は考えます。