私はその建築を設計したご本人(施主様や設計士様)が最もその建築の魅力を知っていると考えています。
ご本人が撮影することが一番いい建築写真になるのではないか。だからこそカメラマンは施主様、設計者様のことを良く知り、ご本人になったつもりで撮影すべきだと考えます。
それならカメラマンはそもそも必要ないのでは?と思うところですがそうではありません。カメラマンがもつ最大の強みは第三者視点を持っていることと、それと同時に写真のプロとしての知識と技術を持ち合わせていることです。どれだけ学んでも知識や経験をご本人のように知ることはできません。しかしその想い、マインドを深く知ることは十分に可能でしょう。
結果的に設計したご本人でも見えてこないその建築のさらなる魅力を引き出す写真を撮ることができます。
ぜひあなたの建築にかける熱意、考えを私に聞かせてください。
そこからうみだされる建築写真こそが『建築写真』であると私は考えます。